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2006/2/25

昨年11月頃、仕事中にパソコンのケースから 「ポン、ポン」 と異様な音がした。 それからだろうか?
少し負荷のかかる作業をするとモニターが真っ暗になった。 PCは動いているのに画面が映らなくなる。

これはビデオカードのドライバーが飛んだかなと思い、入れ直しをしたが、結果全く変わらない。
ケースを開けると CPU の周りのコンデンサーの頭が少し膨らんで、塩を吹いたように古くなった乾電池が
鼻を垂れたように2本ほど裂けておりました。

きれいに掃除をして 買い取りセンターに持ってゆくと、一目見て これは買い取れませんと断られました。

さすがはプロですね。 近頃マザーボードを売りにくる人が多いのかも知れません。 まずコンデンサーの
膨らみ、逆に凹んでいるのもあるそうです。 こうなるとパソコンが不安定にならざるを得ないそうです。

以来、中古のマザーボードを見てまわったが、このような不良品に出会いませんでした。
なかには日本製コンデンサー使用と銘記しているメーカーもありました。

PCのハードディスクは消耗品ですが、マザーボードまでがねぇ? 考え方を改めた方が良さそうですね。


≪CPU のピンが曲がっておりました≫


上の写真は Pentium 4 2.40 GHZ の CPU です。 (実寸は35mm角の小さなものでPCの心臓部)

よく見るとあちこちにピンが曲がって見えます。 特に右側のうちら側2列目が完全に曲がっております。

昨年12月中頃に中古の CPU を購入して 1.5 GH
Z から 2.4 GHZ に載せ替えようとしたところ、 Windows ME では
認識しないと聞き、やはりダメかと思いました。

今年1月末に Windows XP で動かそうと再度セットをしましたが、やはり動かない。 仕方なく CPU ファンと ヒート
シンクを外すとグリスについて CPU がくっついており、なんだこれはと自分の目を疑いました。
固定レバーは収まっているのになぜだろうと思いました。 グリスを拭き取り、ルーペで見ると上の写真でした。

すぐに購入先へ電話を入れると一度見せてくださいと云うことで、見てもらったが購入後1ヶ月以上経っているので
どうしょうもないし、これほどピンが曲がっていれば買い取りも出来ないとのことでした。 私の憤懣はそばに金槌が
あれば叩きつぶしたい気持ちで一杯でした。

メーカー製 PC を購入して10年は過ぎましたが、少しでも速くと CPUアクセラレーターを何度も載せ替えているので
こんな屈辱感を味わったことはなかったのです。

今年に入って、出戻りマザーボード(客からクレームが出て再調整して再販)、 内装型MOドライブ、 ドライバCDの
欠品したマザーボード(メーカーからダウンロードしたが入らない)、いずれも中古品で動作不可能でした。
1ヶ月以内にサポートセンターに持って行くと修理をせずに返金である。 本来ジャンク扱いが中古品として売られて
いるのかも知れませんね。 では新品を買えば良いのですが、上のマザーボードのように当たり外れがあります。

それから半月が経ち気持ちが静まった頃、元箱から出してルーペで見ながらペンナイフで1本づつ垂直に立てる
ことにしましたが、くの字に曲がったのはどうしょうもないし、1本でも折ればそれでお仕舞いです。

1度目失敗。 再度ルーペで確認しながら調整し、くの字に曲がったのが引っかかってなかなか入らない。
少し力を入れて押し込むとようやく収まった。
 
そしてモニターに出たのは下の写真です。 プロでもやりたがらない作業を 「ヤッタ」 という自己満足感でした。

今も快調に動いていますが、以前のように ビジー状態、フリーズが起こらない パソコン が 一番理想的なんですね。


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